2014年2月のインフォメーション

2014年2月26日(水)
村井県知事が桃浦の視察・激励に来訪

2月26日、村井嘉浩宮城県知事がこのほど竣工した桃浦かき生産者合同会社(大山勝幸代表社員)の本社加工場を視察に訪れ、生産者と仙台水産、取引先と懇談し激励しました。

「知事との懇談会」には桃浦合同会社全社員と、販売を支援していただいている主要お取引先6社の幹部社員、そして島貫文好会長以下仙台水産の役職員などが出席しました。

和やかな雰囲気の中、大山代表と島貫会長があいさつした後、村井知事は水産業復興特区を提起した経緯を述べた後「特区が成功するかどうかでこれからの日本の水産業が変わってくる。すばらしい加工場をフル活用しこの秋からの生産量の増大に期待する。創造的復興の大きなモデルと考えており県も最後まで全力で応援する」と話し、かき漁師らを激励しました。

村井県知事が桃浦の視察・激励に来訪

竣工した加工場内を視察する村井知事(右)

村井県知事が桃浦の視察・激励に来訪

和やかな雰囲気の中、懇談が行われる

2014年2月17日(月)
桃浦合同会社の本社加工場竣工披露式を開催

桃浦かき生産者合同会社(大山勝幸社員代表)の本社加工場竣工披露式が2月17日、桃浦漁港の現地で行われ、関係者ら約60人が参加して竣工を祝いました。

主催者あいさつでは、大山勝幸代表が、震災からこれまでの道のりを述べた後、「桃浦ブランド商品を送り出し水産業の新しいモデルになる」と決意の程を示し、支援をいただいた行政や販売先など各方面に心から感謝の意を表しました。仙台水産の島貫文好会長は「これから真価が問われる。ISO22000を取得し、品質を高め商品開発・顧客創造を図り桃浦地区の復興につなげたい」とメッセージを送りました。

新しく完成した工場には瞬間冷凍できるプロトン凍結機を導入。最も実入りのいい春のかきを通年出荷できるほか、かきフライや燻製などを作る加工設備も整い、従来の生産に併せ加工・販売までの6次化産業の実現に大きく踏み出しました。

桃浦合同会社の本社加工場竣工披露式を開催

竣工した桃浦かき生産者合同会社加工場

桃浦合同会社の本社加工場竣工披露式を開催

披露式であいさつする大山代表

2014年2月14日(金)
桃浦でオーストラリア大使館と懇談

桃浦でオーストラリア大使館と懇談

かきの成育を見るサリー参事官(右から2人目)

2月14日、桃浦かき生産者合同会社に、かき養殖の先進技術で世界をリードするオーストラリアの専門家らが来社。懇談が行われ、今後のお互いの協力関係構築に同意しました。

これは前日の13日に、石巻中央公民館で開催された「オーストラリアかき養殖技術セミナー交流会」の後、オーストラリア大使館(サリー・フィリップス参事官)・総領事館が“特別に関心を持っていた”とのことで、桃浦かき生産者合同会社に来社したものです。

懇談では、オーストラリアの先進技術の導入と今年6月に予定している若手生産者のオーストラリア訪問研修への協力を要請するなど、今後についての意欲的な話し合いが行われました。桃浦かき生産者合同会社が進めようと計画するシングルシード養殖や、殻付かきの生産に、強力な国際支援が期待されます。